捨てる行為

 

もうかれこれ一か月になる。ゆっくりゆっくり捨てながら家内の整理をしている。                                       体型が変わって着ることが出来なくなった服、               「これは着れないでしょう!」という体型ではなく気持ちの変化によるもの、自分の中に流行があると気が付く。                   薄手の「ヒートテック」と呼ばれる下着を着るようになって着なくなってしまった厚手の下着(今年の冬に着なかったら捨てると決めた)などなど・・・                                         いつも使っていた、この中にすべて詰めて持って出かけていた「リュック」があった 見かけは問題ない、が内側が限界になった。バックの類はそれなりにあり、さすがにこれを残す意味がない!  これを翌日の燃えるごみに出そうと夜遅くになって思い立ちゴミ袋に入れるがなかなかうまく入ってくれない、まるで嫌がっているように見えるのである。                              「お世話になったこのリュックの写真くらい撮っておこう!」        と決めてゴミ出しは中止!                           頑張って、今はもうそのリュックは無い。

リュックひとつが捨てられない理由、それはやっぱり思い出なのだと思う。いっぱい思い出の詰まった物はただの物ではなくなる。そんな思い出に最後まで囲まれて居たいと誰でも思うのではないか。                 ま~そんなわけでなかなか片付けが進まない、言い訳をしている。   きっと人生もそんなもんではないかとこの頃思っている。

 

IMG_4383 shukushou