「一輪の花から...」を通して

 

   今回の一連の取り組みは、とても楽しく    とてもむずかしく   大変奥の深いものでした。     今までに、花と風の学校の授業や  お店の人中で  たくさん大切なことを学んできましたが、一輪の花を活ける中で、自分が  ひとつの生命に  どう向き合うのか...ということを  改めて  深く考えさせられる日々でした。それは、これからも  ずっと  考え続けていきたいと思います。

季節の中で、かわいく  たくましく生きる姿を見せてくれる  たくさんの生命。    私達が、目をとめたり 心にかけるたりできればもっと  ステキな  調和が生まれてくると思います。   枯れてしまうこと、散ってしまうこと、ゴミにしてしまっていることの中に、すごく  大切なものがある...。

 

  今回は、“  器を活かす  ”  という 大きなテーマがありました。東京でも  信楽でも、活けられたお花達は  みんな  本当に のびのびと  軽やかで美しく、お花と花器   、活ける人、観る人も自然体で  本当に無理がない...というところがすごかったと思います。たぶん、見ているだけより  あんな風に器を活かして  一輪のお花を活けられたら...楽しいなぁと思いました。  (  竹鼓も  聞いているだけより、自分が  音を出した方が  断然、気持ちがよかった  ことを  思い出しました。)

自分の 生活の中に、大切に向きあえる  生命があれば、楽しく  優しい時間を持つことにつながると思います。  今回の  オリジナル花器( 一輪ざし)は、そのことを 教えてくれる  画期的なものだと思います。          ( ブリーズ紙が生まれた時と同じぐらい  画期的!!)

 器を活かした  今回の 「 一輪の花から...」は、すべての  生命が  平和で 幸せであることを願う  ベティ ブーフ のコンセプト そのものだと思います。  大げさにきこえるかもしれませんが、私は、人生観が  変わりました。

 

 

OTURU